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1998 年度 研究成果報告書概要

冷凍保存,抗接着分子抗体を用いた同種複合組織移植における免疫学的寛容について

研究課題

研究課題/領域番号 09671506
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 整形外科学
研究機関札幌医科大学

研究代表者

薄井 正道  札幌医科大学, 医学部, 助教授 (90002328)

研究期間 (年度) 1997 – 1998
キーワードラット / 血管柄付同種肢移植 / CTLA4IgG / CD40IgG / アデノウイルス
研究概要

我々はラットにおける血管柄付肢移植の系を用いて、同種移植片の拒絶反応を調査し、移植片の生着期間の延長を促すために主に免疫学的な手法を用いて実験を行っている。
1. ラット同種皮膚移植片の血管柄付同種肢同時移植による拒絶抑制
免疫抑制剤を併用した場合、同種皮膚単独移植に比較し血管柄付同種肢及び皮膚同時移植では皮膚の生着が有意に延長した。
2. ラット血管柄付同種肢移植片に対する抗ICAM1抗体、抗LFA1抗体を用いた拒絶抑制
免疫抑制剤を併用した場合、血管柄付同種肢移植片の生着期間は抗ICAMl抗体を投与した群において有意に延長した。
3. ラット血管柄付同種肢移植片に対するアデノウイルスを用いたCTLA4IgG遺伝子の導入による拒絶抑制
T細胞の接着分子の一つであるCTLA4を遺伝子としてアデノウイルスベクターに組み込み(AxCTLA4IgG)、血管柄付同種肢移植を行ったレシピエントラットに対し静脈内投与を行った。免疫抑制剤を用いることなく、生着期間は非投与群に比較し有意に延長した。
4. ラット血管柄付同種肢移植片に対するAxCTLA4IgGおよびAxCD40IgG同時投与による拒絶抑制
上記3に、さらにT細胞の別の接着分子CD40の遺伝子を組み込んだAxCD40IgGを同時投与し、その延長効果を調査中である。また、これらの蛋白の血中濃度の推移と拒絶抑制効果との関連について検討している。

  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] Yoshihiko Tsuchida: "Limb allografts in rats treated with anti-ICAM-1 and anti-LFA-1 monoclonal antibodies." J Reconstr Microsurgery. 13. 107-110 (1997)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [文献書誌] Yoshihiko Tsuchida: "Vascularized bone marrow allotransplantation in rats prolongs a simultaneous skin allograft." Transplant Proc. 29. 1732-1733 (1997)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [文献書誌] Yoshihiko Tsuchida: "Limb allografts in rats trested with anti-ICAM-1 and anti-LFA-1 monoclonal antibodies." J.Reconstr, Microsurg. 13. 107-110 (1997)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
  • [文献書誌] Yoshihiko Tsuchida: "vascularized bone marrow allotransplantation in rats prolongs a simultaneous skin allograft." Transpl. Proc.29. 1732-1733 (1997)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より

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公開日: 1999-12-08  

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