本年度は動作解析の対象を頸髄症患者にまで拡大し、ミエロパチー・ハンドが物を摘まむ動作が正常とどう異なるかを検討した。また昨年行った正常人の手の動作解析データから、手の基本動作の評価基準の試案の作成を試みた。 成果発表では、本研究の正常人の手の動作解析結果を、平成10年8月に札幌で開催された世界バイオメカニクス会議にて、演題"Video-based analysis of the fingerpinch motion"として発表した。 また本研究の脊髄症患者の手の動作解析結果を、平成10年10月に浜松で開催された日米加欧整形外科基礎学会にて、演題"Video-based kinematic analysis of myelopathy hand"として発表した。
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