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1997 年度 実績報告書

なぜ麻酔や外科侵襲が周術期の宿主防衛機能を弱化するか?

研究課題

研究課題/領域番号 09671587
研究種目

基盤研究(C)

研究機関日本医科大学

研究代表者

小川 龍  日本医科大学, 医学部, 教授 (20008345)

研究分担者 星野 健  日本医科大学, 医学部, 助手
キーワード宿主防衛機能 / リンパ球 / アポトーシス / 外科侵襲
研究概要

1)外科侵襲の大きな手術(食道腫瘍)を受けた患者の血液を手術中、手術後に採り、PBS液で希釈後、遠心分離してリンパ球を含む分画を得た。これよりリンパ球を培養し、生存率(トリパンブルー排泄試験)とアポトーシスの程度(分裂クロマチン細胞/正常クロマチン細胞)を観察している。その結果手術前に比べ、手術後2日をピークとして、リンパ球数の減少と(分裂クロマチン/正常クロマチン)の増加が観察された。
2)ブタ大動脈の内皮細胞をPRMIメジウム内で培養し、5×10^5/mLに増殖した時点で、培養液中へ患者より採取した血漿を0.1mL/mL、NO・発生原因としてのニトロプルシッドを20mM/mL、E coli菌体毒素(LPS)を0.1mg/mL、TNFを50nM/mLを加えて12時間培養した。その結果手術後2日の患者血漿は内皮細胞を損傷する事が観察された。
外科侵襲が大きな患者は血中に細胞損傷を起こす因子が存在する事が推定された。

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公開日: 1999-03-15   更新日: 2017-10-12  

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