研究課題/領域番号 |
09671653
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研究種目 |
基盤研究(C)
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研究機関 | 金沢医科大学 |
研究代表者 |
鈴木 孝治 金沢医科大学, 医学部, 教授 (70064615)
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研究分担者 |
川村 研二 金沢医科大学, 医学部, 講師 (40224852)
宮澤 克人 金沢医科大学, 医学部, 講師 (60219772)
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キーワード | 蓚酸カルシウム / crystal matrix protein / プロトロンビン / glycosaminoglycan / 結晶凝集阻止作用 |
研究概要 |
再発性蓚酸カルシウム結晶凝集の主たる阻止物質はcrystal matrix protein(CMP)とヘパラン硫酸であることを発見した。CMPのアミノ酸配列解析でヒトプロトロンビンのactivation peptideであることが判明した。抽出されたCMPは明かに結晶凝集阻止作用を示した。ヒト腎においてこのプロトロンビン関連蛋白が検討されたことはなく、その具体的性質、性状などは不明である。本研究の目的はCMPの腎における局在の同定と性状解明およびヒトプロトロンビン遺伝子が腎において結石形成と関連していかに発現するかを解明することにある。 本年度の研究実績 1)飽和度を測定した男子、女子、再発性結石患者各々の新鮮尿100Lの中に蓚酸ナトリウムを過量に添加してCaOxの結晶を作成保存。この結晶表面をMillipore filter上で洗浄後、0.1MEDATにて溶解。透析膜を使用して電気透析を実施しEDTAを完全に除去後凍結乾燥。結晶抽出物質をイオン交換クロマトグラフィーでcrystal matrix protein(CMP)とheparan sulfateに分離し透析後凍結乾燥した。 2)SDS-PAGEによりCMPの分子量測定。蛋白をゲルから溶出しアミノ酸配列を決定した。電気泳動、酵素処理にてglycosaminoglycanの同定を実施した。 3)CMPとHSのCaOx結晶凝集阻止作用を非希釈尿系で測定し相互作用を検討した。 4)走査電顕による観察も実施した。 5)CMPの抗体を作成した。
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