研究課題
癌の終末像としては血小板の増加、血中線維素原の増加など凝固系の亢進や発熱などの所見が共通のものであり、そこには炎症性病変の存在時にmacrophageを中心とする炎症性細胞より産生放出されるサイトカインの一種であるinterleukin-6の関与が推定された(現在投稿準備中)卵巣癌の中で再発が多く終末像を呈した症例に明細胞腺癌が多かったので、臨床症例を集め多数症例で他の組織型の卵巣癌と予後の比較を行ったところ、有意に予後が悪くかった。その原因としては内因性の抗癌剤耐性が関与していることが示唆された(Cancer1999;72:360-366)。
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