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1997 年度 実績報告書

低酸素環境下の胎児循環とマグネシウムの役割

研究課題

研究課題/領域番号 09671700
研究種目

基盤研究(C)

研究機関宮崎医科大学

研究代表者

鮫島 浩  宮崎医科大学, 医学部, 助教授 (50274775)

研究分担者 坂本 紘  鹿児島大学, 農学部, 教授 (20041650)
金子 政時  宮崎医科大学, 医学部, 助手 (40264387)
キーワードマグネシウム / 胎児循環 / 低酸素症
研究概要

在胎120〜13日のヤギ胎仔を用い、生理的慢性実験モデルを作成し、約4日間の回復ののち実験を行った。まず硫酸マグネシウムを4時間投与後、1時間の低酸素負荷を加えた。硫酸マグネシウム投与群では、胎仔血中濃度が0.5mmol/Lから1.4mmol/Lへと有意に上昇した。一方、生食を投与した対照群では変化を認めなかった。
胎仔心拍数は低酸素刺激により対照群では有意に低下するのに対し、硫酸マグネシウム投与群では低下せず、両者間に明らかな差が生じた。胎仔血圧には両群間で有意な差はなかった。
カテコラミンの胎仔血中濃度は、低酸素で有意に上昇した。硫酸マグネシウムを投与された胎仔でも、カテコラミンは対照群と同等に上昇した。
以上の成績より、硫酸マグネシウムは低酸素環境下の胎児循環を変化させる可能性が示唆された。

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公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

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