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1997 年度 実績報告書

注意が痛覚受容および大脳皮質活動に与える影響

研究課題

研究課題/領域番号 09671907
研究種目

基盤研究(C)

研究機関日本大学

研究代表者

角野 隆二  日本大学, 歯学部, 教授 (40014378)

研究分担者 坪井 美行  日本大学, 歯学部, 助手 (50246906)
岩田 幸一  日本大学, 歯学部, 講師 (60160115)
キーワード注意 / 大脳皮質第一次体性感覚野 / 弁別課題 / 痛覚 / 三叉神経
研究概要

大脳皮質第一次体性感覚野(SI)における侵害受容ニューロン応答に対し、注意がいかなる影響を及ぼすかを解明する目的で本研究を計画する。本年度はサルをトレーニングするための課題を開発し、この課題を用いてサルのトレーニングを完成することを目指した。現在、サルがモンキーチェア-に2-3時間静かに座り、顔面皮膚上に置かれた温度刺激プローブを介して与えられた熱刺激強度変化を弁別してボタンを離すことができるように訓練を遂行中である。このタスクでは、サルの前に置かれたパネル上に赤ランプが点灯すると、サルはこのボタンを押し、顔面上に置かれたプローブを介して45-47℃の熱刺激(T1)が与えられる。4-8秒間ボタンを押し続けるとさらに、このT1上に0.2-0.8℃の温度刺激が加えられる。サルはこの温度変化を弁別してボタンを離す。すると0.3mlのオレンジジュースが与えられる。サルが0.2-0.8℃の温度変化を弁別してボタンを離す速度は、T1刺激温度が高いほど、またT2刺激強度が高いほど速い傾向を示した。しかし、T1が非侵害レベル、すなわち45℃以下の場合にはこの傾向は明らかではなかった。さらに、訓練を続け、上記タスクの正解率が80%超えた段階で、SIの顔面領から単一ニューロン活動を記録し、サルが熱刺激から光刺激に注意を移した時の侵害受容ニューロン活動の変調について検索を進めていく予定である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 岩田幸一: "Responses of ACCx nociceptive neurons in awake behaving monkeys." Pain Research. (印刷中). (1998)

  • [文献書誌] 角野隆二: "Behavioral modulation of tooth pulp sensory responses in monkeys." Dentistry in Japan. 34(印刷中). (1998)

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公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

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