研究課題/領域番号 |
09671933
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研究種目 |
基盤研究(C)
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研究機関 | 東京歯科大学 |
研究代表者 |
早川 吉彦 東京歯科大学, 歯学部, 講師 (70164928)
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研究分担者 |
森 俊道 東京歯科大学, 歯学部, 助手 (00287187)
澁谷 仁志 東京歯科大学, 歯学部, 助手 (80246347)
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キーワード | デジタル画像診断システム / 歯科X線撮影 / 濃度補償 / 量子化 / デジタル画像処理 |
研究概要 |
1 デジタル技術の歯科独自の画像診断への応用である口内法X線撮影とその診断をデジタル化する実用的な画像システムには、最近高次のビット数によるアナログ・デジタル変換が採用されている。したがって、濃度補償機能等の様々な画像処理を有効に働かせることができる。この特徴について6機種を用いて検討した。 2 あるシステムの濃度補償機能では、過剰な照射で得られた画像に働かせると患者への不適当に多い照射をもたらす。また、コントラストを高くする機能が信号雑音比低下等を招く場合がある。そこで、画質の定量的な測定をおこなって、このメリットとデメリットをより明確にした。 3あるシステムでは、照射線量とグレイ値の対数的関係とイコライズ機能を組み合わせた画像処理がより見やすく好まれる画像を提供できると考えていた。照射線量のある程度の範囲内で容認できる濃度とコントラストを有する画像が即時に得られることは、シルテムの使いやすさを決める重要な要素である。このようなソフトウェアの特徴を検討した。 4 高次のビット数によるアナログ・デジタル変換を有するデジタル画像診断システムを歯科診療所で使用して、高感度なX線フィルム(Eスピード)を使うより、被爆線量が60%から80%も減らせることがわかった。また高次ビット数の特徴を生かした画像処理の歯科診療所における使いやすさを検討した。 5 各システムが採用している画像ファイルフォーマットの汎用性を検討した。
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