研究課題/領域番号 |
09671938
|
研究機関 | 愛知学院大学 |
研究代表者 |
有地 榮一郎 愛知学院大学, 歯学部, 教授 (00150459)
|
研究分担者 |
岡野 恒一 愛知学院大学, 歯学部, 講師 (30097555)
外山 正彦 愛知学院大学, 歯学部, 講師 (60231453)
内藤 宗孝 愛知学院大学, 歯学部, 講師 (20167539)
|
キーワード | 口腔インプラント / コンピュータX線断層法 / 断層撮影 |
研究概要 |
本年度の研究において、以下のような実績が得られた。 1. 予後予測のための臨床的データの収集 口腔インプラントの術前検査として、前年度の検査と合わせて、ct検査は205例、MRI検査は5例に施行した。今後も引き続き、検査データの収集を行う。 2. 予後評価方法の実験的な確立 前年度に多機能パノラマX線装置(朝日レントゲン社AZ3000,当施設に現有)に設置する顎骨撮影用の固定具を開発し、製作した。本年度は、その顎骨撮影用の固定具の精度を検討した。さらに、その装置を用いて朝日レントゲン社AZ3000X線装置における自動設定される横断断層面の位置と方向を計測した。 1) 精度の検討 60° 傾斜したアクリル板上に直径1mmの金属球を2mm間隔で埋め込んだ特製チャートを用いて、断層の位置・角度やチャートの位置・角度を変化させて横断断層像を作成した。それらの像から装置の移動・回転が正確に行われるかとレーザービームが移動・回転させた断層面を正確に指示するかを検討した。 結果:両実験において設定どおりの断層面が正確に撮影された。 2)自動設定される横断断層面の位置と方向 顎骨撮影用の固定具のレーザービームにより断層面の位置と方向を求めた。断層面の位置として各断層面の歯列曲線に沿った切歯点からの距離を計測し、断層面の方向として断層面と正中線との角度を計測した。 結果:断層面の角度は、被写体の大きさに影響を受けず、選択する歯の名称によりほぼ固定した設定であった。
|