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1998 年度 実績報告書

歯周病原性細菌に対する患者血清中抗体のイディオタイプ解析

研究課題

研究課題/領域番号 09671946
研究機関北海道医療大学

研究代表者

中島 啓介  北海道医療大学, 歯学部, 講師 (80227785)

キーワード歯周病原性細菌 / 患者血清 / イディオタイプ
研究概要

平成10年度では,平成9年度の研究結果を踏まえて再度,医局員ボランティアからのリンパ球の分離・培養およびマウスハイブリドーマが産生するモノクローナル抗体のイディオタイプ解析を試みた。平成9年度と同様に,A.actinomycetemcomitansの5つの血清型を大量培養した後,超音波破砕抗原を調製した。血清型bの代表株であるY4株からは温フェノール・水抽出物を調製し,粗血清型b抗原とリポ多糖に分離した。粗血清型b抗原については,さらにポリミキシンBアフィニティークロマトグラフィーによって混入している微量のリポ多糖を除き,血清型b抗原として実験に用いた。また,医局員のボランティアからリンパ球を分離しPokeweed Mitogenと血清型b抗原を加えて約5日間培養した後,ATCCから購入したヒト・マウスのヘテロハイブリドーマであるSHM-D33株(ATCC CRL1668)と細胞融合を行った。スクリーニングにはA.actinomycetemcomitansから調製した超音波破砕抗原を用いたが,20クローン程度得られたハイブリドーマからはポジティブなクローンはほとんど得られなかった。一方,マウスハイブリドーマに関しては,ファルマシア社製のリコンビナントファージ抗体システムを導入して現在,一本鎖化可変部位断片(ScFv)の作製中である。来年度の研究では,一本鎖化可変部位断片を使用したイディオタイプ解析を中心に研究を進めて行く予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] K.NAKASHIMA: "Two different types of humoral immune response to Actinobacilllus actinomycetemcomitans in high-responder periodontitis patients" J.Med.Microbiol. 47. 569-575 (1998)

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公開日: 1999-12-11   更新日: 2016-04-21  

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