研究課題/領域番号 |
09671969
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研究機関 | 神奈川歯科大学 |
研究代表者 |
石井 信之 神奈川歯科大学, 歯学部, 講師 (20163610)
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研究分担者 |
南田 厳司 神奈川歯科大学, 歯学部, 助手 (70288083)
角田 晃 神奈川歯科大学, 歯学部, 助手 (70236933)
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キーワード | Bisphosphonate / P.gingivalis / ラット歯周炎モデル |
研究概要 |
本研究ではP.gingivalis接種による歯周炎モデルを作製してYM175の歯周病変に対する治癒効果を明確にすることを目的とした。1.ラット歯周炎モデルの作製:8週令Whister系ラット♀35匹にP.gingivalis ATCC 33277株(10^<12> CFU in PBS + 5% carboxymethylcellulose)混合液500ulを1回/3日、4週間接種してラット歯周炎を誘発した。2.YM175の投与方法および期間:2mg/kgのYM175(in PBS + 5% carboxymethylcellulose)500ulを3日間隔で口腔内に投与した。投与期間は、2週、4週および8週間とした。3.YM175の歯周病変に対する効果:マイクロフォーカス管によるX線撮影と画像解析装置による解析の結果、YM175投与2週間群および4週間群では歯根膜腔幅径および歯根膜腔面積共に対照群と比較して有為な変化は認められなかったが、YM175投与8週間群で歯根膜腔幅径と歯根膜腔面積共に有為な減少が認められた。病理組織学的検索結果では、YM175投与群および対照群共に炎症性細胞浸潤の顕著な変化は認められなかったが、YM175投与8週間群において歯周ポケット内縁上皮直下の歯槽骨吸収に抑制傾向が認められた。以上の結果からYM175の口腔内投与はP.gingivalis接種により成立した初期歯周病変の治癒促進作用を有することが明らかにされた。
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