• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1997 年度 実績報告書

癌の浸潤転移関連遺伝子を用いた口腔癌の臨床診断及び口腔癌細胞株を用いた実験的研究

研究課題

研究課題/領域番号 09672032
研究種目

基盤研究(C)

研究機関北海道教育大学

研究代表者

西川 武志  北海道教育大学, 札幌校・養護教育学科, 助教授 (50237674)

研究分担者 藤永 けい  札幌医科大学, がん研究所, 名誉教授 (10045338)
小田島 哲世  札幌医科大学, 口腔外科, 講師 (00177239)
磯貝 浩  札幌医科大学, 動物実験施設, 助教授 (50137436)
キーワード癌 / 転移 / E1AF / ets癌遺伝子 / レトロウイルスベクター / MMP / uPA / 口腔癌
研究概要

癌細胞が転移するためには血管基底膜などの周囲の細胞外マトリックを破壊することが必要であり,マトリックスメタプロテアーゼ(以下 MMP)やウロキナーゼ型プラスミノゲンアクチベータ(uPA)と癌の浸潤・転移についてかかわり合いが重要とされている。これらの遺伝子の上流にある転写調節領域にはETS結合配列が存在し,そこにets癌遺伝子ファミリー産物が結合し,これらの遺伝子の転写調節には重要な役割をはたすことが報告されている。
口腔外科領域の悪性腫瘍である舌癌,上顎癌,歯肉癌,口低癌などの組織からRNAを抽出し,E1AF遺伝子をプローベとしてノーザンブロット法にて発現をみた。これらの遺伝子の発現と癌の組織型(悪性度)と予後を調査し,それらの関係について検討した。細胞株によっても多少のばらつきはあるものの、一般的には、悪性度の強いものほどmRNAレベルでE1AF遺伝子の発現が強く、癌の悪性度や転移能力に相関するものが多いと考えられた。
われわれのクローニングしたETSファミリーであるE1AF遺伝子のcDNAをレトロウイルスベクター(札幌医科大学癌研究所教授藤永教授から供与)のエンハンサープロモタ-領域の下流にクローン化する。また同時にE1AF遺伝子のアンチセンスcDNAを同様にレトロウイルスベクターにクローン化し、得られたプラスミドを大腸菌内で増幅し,精製した。

URL: 

公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi