口腔悪性腫瘍および前癌病変におけるゲノム不安定性と遺伝子修復酵素異常の検索

1997 年度 実績報告書

• 研究課題/領域番号: 09672037
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 研究機関: 千葉大学
• 研究代表者: 宮 恒男 千葉大学, 医学部, 助手 (20261927)
• 研究分担者: 丹沢 秀樹 千葉大学, 医学部, 教授 (50236775) ; 横江 秀隆 千葉大学, 医学部, 講師 (70261930) ; 宮内 健晋 千葉大学, 医学部, 助手 (70282473)
• キーワード: 口腔悪性腫瘍 / 前癌病変 / ゲノム不安定性 / 遺伝子修復酵素 / 組織分化度 / 転移

研究概要

I)口腔悪性腫瘍におけるgenomic instabilityの頻度と特異的不安定部分
第2、5、6、7、9、13、16、17、18、22染色体について、詳細に、microsatellite analysisを行い、instabilityの集積部位を多数明らかにした。具体的には2p13-14、2q31-33、5q21-22、6p21.3、6p22、7921、7q31、9q21、9q22.3、13q31-32、13q21、16q22、16q24、18q21、22q13の領域にinstabilityが集積していることを明らかにした。
現在、各microsatellite instability集積部分について、それぞれの部位におけるinstabilityの集積の、組織型、転移、予後との相関の有無を検討している。また、genomic instabilityのもとになるミスマッチ修復遺伝子異常の頻度と種類を検討中である。