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1999 年度 実績報告書

口腔悪性腫瘍および前癌病変におけるゲノム不安定性と遺伝子修復酵素異常の検索

研究課題

研究課題/領域番号 09672037
研究機関千葉大学

研究代表者

宮 恒男  千葉大学, 医学部・附属病院, 講師 (20261927)

研究分担者 宮川 昌久  千葉大学, 医学部・附属病院, 助手 (40276358)
丹沢 秀樹  千葉大学, 医学部, 教授 (50236775)
横江 秀隆  千葉大学, 医学部・附属病院, 講師 (70261930)
キーワード口腔悪性腫瘍 / genomic instability / ミスマッチ修復遺伝子
研究概要

多数の口腔癌組織、前癌病変さらに転移単組織を用いて、genomic instabilityに関して、以下の研究を行った。
1) 各染色体上の多数のマイクロサテライト領域についてgenomic instabilityを検出し、その頻度と分布を明かにした。
2) それらのうち、特にgenomic instabilityを示す確率の高い領域としてD2S119,D2S123,D2S147,D3S659,MCC,D6S87,D9S157,LPL,D9S162,D9S171,D10S197,D11S912,D11S924,DCC領域についてMIと各種臨床指標(組織分化度、転移の有無、予後等)とを比較したところ、特にリンパ節転移との間に強い相関を示した。臨床応用の可能性がある。
3) 遺伝子修復酵素異常を検索したところ、DNA上の構造異常はほとんど認められなかった。しかし、各修復遺伝子の発現原弱が低率であるが認められ、ミスマッチ修復異常は修復酵素の構造異常ではなく発現抑制により生じている可能性が示唆された。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Ogawara K, Uzawa K, Nakanishi H, Yokoe H, Wang X-L, Tanzawa H, Sato K: "Frequent microstellite instability in oral cancer"Oncool. Reprts.. 4. 161-165 (1997)

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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