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1997 年度 実績報告書

歯性感染症より分離されるコアグラーゼ陰性メチシリン耐性ブドウ球菌

研究課題

研究課題/領域番号 09672069
研究種目

基盤研究(C)

研究機関日本大学

研究代表者

秋元 芳明  日本大学, 松戸歯学部, 助教授 (10147720)

研究分担者 池田 真紀子  日本大学, 松戸歯学部, 副手 (00267113)
松本 裕子  日本大学, 松戸歯学部, 副手 (50221594)
藤井 彰  日本大学, 松戸歯学部, 教授 (70102564)
西村 均  日本大学, 松戸歯学部, 講師 (10198509)
渋谷 諄  日本大学, 松戸歯学部, 助手 (20206147)
キーワード歯性感染症 / コアグラーゼ陰性メチシリン耐性ブドウ球菌 / 分離頻度 / 薬剤感受性
研究概要

1)179症例の歯性感染症中2症例よりコアグラーゼ陰性メチシリン耐性ブドウ球菌(CoNS)が分離された。症例数は1996年と同数であり、分離頻度もほぼ同じであった。2)2症例の原因歯は下顎大臼歯(第一・第二)であり、皮下膿瘍の形成を認めた。MRSAと類似した病態であった。3)感染経路を調査したが、不明であった。4)1例は糖尿病患者であったが、もう1例は全身疾患がなかった。5)処置は原因歯の抜歯(補綴処置不可能なため)および切開排膿をおこなった。6)術後、膿瘍部に硬結が生じ、硬結の消失に約30-50日要した。MRSAと類似した術後経過を認めた。7)感受性を示した抗菌薬は、ゲンタマイシン、アミカシン、リカマイシン、エリスロマイシン、ミノサイクリン、オフロキサシン、ロメフロキサンシン、イミペナム、バンコマイシン、リファンピシンであった。MRSAと比較すると、多剤耐性傾向は弱かった。8)mecAgeneは存在しなかった。
研究成果カ一部を20th International Congress of Chemotherapy(シドニイ、オーストラリア)にて発表した。

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公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

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