研究概要 |
超音波画像,筋電図及び顎運動記録を組み合わせて舌運動を多面的に解析,評価するために以下のことを計画した. 1.咀嚼及び嚥下時の舌運動の正常と異常について,舌運動と外舌筋・顎筋の活動パターン及び顎運動経路を明らかにする. 2.正常と異常の舌運動パターンをもとに,フィードバックの手段を用いて舌運動異常者の機能回復訓練を行い,その効果を客観的に評価する. 3.舌運動異常の診断基準及び機能回復訓練の診断基準を考案する. 初年度は,超音波診断装置の探触子2本を購入した.さらに超音波画像を規格化するための探触子固定装置の製作を業者に依頼し,方法論の確率を行った. 今年度は,確率された方法論に基づいて,舌運動と外舌筋・顎筋及び顎運動の同時記録を行う.さらに得られたデータの解析結果をまとめ,国内及び国際の関連学会で発表して論文投稿する予定である.
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