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1997 年度 実績報告書

生活関連 物質のラジカル生成反応及びその消去活性に関する測定法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 09672200
研究種目

基盤研究(C)

研究機関星薬科大学

研究代表者

中澤 裕之  星薬科大学, 薬学部, 教授 (50150173)

研究分担者 渡辺 卓穂  星薬科大学, 薬学部, 助手 (80210912)
吉村 吉博  星薬科大学, 薬学部, 講師 (00147894)
キーワードフリーラジカル / 生活関連物質 / ESR / スピントラッピング剤 / ラジカルクロマトグラフィー
研究概要

不安定な複数のフリーラジカルを検出するために分離分析法であるHPLC法の検出器としてESRを接続し、ラジカルクロマトグラフィーを構築した。指標ラジカルにOHラジカル、スーパーオキシドアニオン、メチルラジカルを選択し、化学的な生成系を検討した。これらラジカルを5,5-dimethyl-1-pyrroline-N-oxide(DMP0)、N-t-butyl-α-phenylnitrone(PBN)をスピントラッピング剤として用い、安定なアダクトに変換した。安定なラジカルを逆相分配クロマトグラジ-で相互分離した後、ESRで直接フリーラジカルを検出するシステムを確立した(日本薬学会第117年会、FIP'97(バンクーバー)、日本分析化学会第46年会にて発表)。さらに、このラジカルクロマトグラフィーの応用として生活関連化学物質の光照射によるフリーラジカル生成を検出するために、オンライン光照射システムを構築した。本システムを合成タール系食用色素の光安定性評価に適用した結果、赤色104号(phloxine)が紫外線照射により化学発光を呈し、この光化学反応にはフリーラジカルが関与することをESRを検出器としたラジカルクロマトグラフィーで確認した(J.Agric.Food Chem., 45, 4525(1997))。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Hiroyuki Nakazawa: "On-line photostability evaluation system for chemiluminescenece detection of phloxine(R-104)" Journal of Agricultural and Fool Chemistry. 45・12. 4525-4529 (1997)

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公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

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