研究課題/領域番号 |
09672212
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生物系薬学
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
益子 高 東北大学, 薬学部, 助教授 (30157200)
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研究分担者 |
関 政幸 東北大学, 薬学部, 助手 (70202140)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1998
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キーワード | CD98 / モノクローナル抗体 / cDNAクローニング / トランスフェクタント / 細胞悪性化 / トランスジェニックマウス / アミノ酸トランスポーター / トロポミオシン |
研究概要 |
細胞増殖関連抗原gp125[85kDaの重鎮(HC:CD98)と40kDaの軽鎖(LC)とのヘテロ2量体]の機能解明を目的として、1)CD98、CD98隣接分子、及びLCに対するモノクローナル抗体の作製、2)CD98隣接分子及びLCの遺伝子クローニング、3)CD98遺伝子導入細胞の樹立と解析、4)CD98 cDNA導入トランスジェニックマウス系統の樹立、を試みた。 1) CD98及びLCタンパクの異なるエピトープを認識する数種類の抗体を得た。また、CD98隣接分子を認識する抗体を作製し、細胞骨格系タンパクのトロポミオシンを対応抗原として同定した。 2) 研究進行中にヒトとラットのLC遺伝子の塩基配列が報告されたため、これらに加えてマウスLC遺伝子をクローニングした。また、研究の過程で、LCと部分的にアミノ酸配列が類似したグルタミン酸トランスポーターの欠失型遺伝子をクローニングし、mRNAの特徴的な細胞分布を報告した。 3) マウス線維芽細胞に全長(野生型)、欠失型、アミノ酸変異型の様々なCD98遺伝子を導入し、トランスフェクタントを樹立、CD98の過剰発現と細胞悪性化との関りを示した。また、細胞悪性化にはCD98とLCとの結合が要求されることを明らかにした。 4) ヒトとラットのCD98遺伝子が安定にゲノムに組み込まれた数系統のトランスジェニックマウスを樹立した。
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