研究課題/領域番号 |
09672296
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
医療社会学
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研究機関 | 弘前大学 |
研究代表者 |
河村 節子 弘前大学, 医療技術短期大学部, 教授 (00110411)
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研究分担者 |
玉井 佳子 弘前大学, 医学部附属病院, 医員
高見 秀樹 弘前大学, 医学部附属病院, 講師 (10226920)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1998
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キーワード | 急性白血病 / 家族内発症 / 親子発症 / 急性骨髄性白血病 / 急性リンパ性白血病 |
研究概要 |
1 目的:急性白血病の家族内発生(親子間)を知る目的で小児白血病症例を中心にアンケート調査を施行。 2 方法:(1)平成9年7月、国公私立大学小児科学教室・小児病院435施設にアンケート調査を依頼した。調査内容は(1)小児急性白血病症例の家族歴に父母の急性白血病の既往歴がある症例、(2)症例ならびに親の発症年齢、性別、治療開始時期、出産時期、現況等について記載を依頼した。(2)小児がん全国登録センター(国立小児病院)の協力を得て、すでに20年にわたり登録されている親子間急性白血病症例の中から妊娠と急性白血病の合併例と、アンケート調査例との重複例を削除して集計した。 3 結果:435施設中297施設から回答を得た(68.3%)。(1)総数:親子間発症例は9組であった。父親:息子=2組、父親:娘=4、母親:息子=1、母親:娘=2組であった。(2)病型:親子とも急性骨髄性白血病4組、親急性骨髄性白血病で子供が急性リンパ性白血病2組、記載なし3組であった。(3)子供の発症時期が親より先行していた1組を除き、他8組は全例親の発症が先行していた。(4)発症年齢:男児平均5.0±2.8歳、女児11.5±2.2歳であった。(5)予後:親子とも寛解中4組、親死亡5組であった。(6)小児がん登録の記録により、1969〜1995年の小児急性白血病12,745例であったことから、小児急性白血病の親が急性白血病である頻度は少なくとも0.035%と推察された。 4 結語:(1)本邦における親子間白血病の貴重な資料が得られた。 (2)平成8年調査の「成人急性白血病長期生存例の出産例」の子供109人の白血病発症例はなかった。(3)1969年以降の文献的で、親子共成人の急性白血病発症例は5組であった。(3)今回の調査結果から、家族集積性の結論は得られなかった。 *本報告は国際血液学会議(1998年7月・アムステルダム)に発表した。日本血液学会総会(1999年4月・東京)で学会に発表予定である。
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