研究概要 |
コルチゾール代謝異常と高血圧の病態生理との関連から11β-HSDのin vivo酵素活性を評価することを目的に、健常人を対象に、少量(〜5mg)の安定同位体標識コルチゾール(cortisol-〔^2H_5〕)を経口投与し、cortisol-〔^2H_5〕および11β-HSDにより生成するcortisol-〔^2H_5〕、ならびにA環の還元的代謝により生成するtetrahydro型代謝物(3α,5β-tetrahydrocortisol-〔^2H_5〕,3α,5α-tetrahydrocortisol-〔^2H_5〕,3α,5β-tetrahydrocortisone-〔^2H_5〕)の尿中濃度をGC-MS法により内因性コルチゾール、コルチゾンおよびtetrahydro型代謝物濃度と同時に測定し、尿中排泄データより11β-HSDのin vivo酵素活性を評価する方法に関し詳細に検討した。
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