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1999 年度 実績報告書

医療施設におけるMRSAの分布および感染経路に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 09672364
研究機関順天堂大学

研究代表者

猪狩 淳  順天堂大学, 医学部, 教授 (20053100)

研究分担者 田部 陽子  順天堂大学, 医学部, 講師
キーワードMRSA / NICU / パルスフィールド電気泳動法
研究概要

順天堂大学附属順天堂医院のneonatal untensive care unit(NICU)内でのMRSAの生息状況の実態把握を目的として医療スタッフ(医師7、看護婦21)およびNICU入院患者30例の保菌状況を1995年5月から1999年1月にわたって調査した。検出されたMRSAのgenotypingはパルスフィールドゲル電気泳動法(PFGE)を用いて制限酵素SmalによるDNA切断パターンから相似係数に基づくRFLP解析を行った。同時に薬剤感受性パターンによるphenotypingを行った。薬剤感受性は,vancomycin,oxacillin,ampicillin,cefazolin,cefmetazole,imipenem,gentamicin,minocycline,ofloxacin,clindamyci10薬剤についてNational Committee for Clinical Laboratory Standards(NCCLS)ガイドラインに従って微量液体希釈法によってMIC値を求めた。
その結果、看護婦17名から21株、医師7名から8株、患者30例から49株のMRSA計78株を検出した。genotypingでは、入院患者1例を除きすべての株が同一のmajor typeに分類され、このmajor typeは6つのsubtypeに分かれた。一方、phenotypeでは4つのタイプに分類された。genotypingの結果より、NICU病棟内での同一起源株に由来するMRSAの生息が示唆された。

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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