研究課題/領域番号 |
09672373
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
桂 敏樹 京都大学, 医療技術短期大学部, 教授 (00194796)
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研究分担者 |
千葉 さおり 山形大学, 医学部, 助手 (60282208)
右田 周平 山形大学, 医学部, 助手 (50302295)
星野 明子 日本赤十字看護大学, 看護学部, 講師 (70282209)
あら川 千登世 京都大学, 医療技術短期大学部, 助手 (10212614)
片山 由美 京都大学, 医療技術短期大学部, 助手 (90185819)
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キーワード | 肥満 / 体脂肪 / 体脂肪率の変動 / ライフスタイルの変化 / 縦断的研究 / 中年 / 女性 |
研究概要 |
1997年山形県A市において基本健康審査を受診した住民を対象に体脂肪率、BMI、体重を計測するとともに同時にライフスタイル等に関する問診を実施した。ライフスタイルと肥満度(体脂肪率、BMI、体重)との関連を多変量解析等によって横断的に検討した。その結果、肥満度と有意な関連が認められたライフスタイルはなかった。 次に1997年の受診者のうち1998年にも基本健康診査を受診した者を対象に同様の計測と問診を実施した。ライフスタイルについては各習慣を望ましい習慣と望ましくない習慣に判定し、1年間の変化から変化群(改善群、悪化群)と不変群(良好群、不良群)の4群に分類した。一方肥満度は1年間の増減を変動とした。 1年間のライフスタイルの変化と肥満度の変動との関連を多変量解析等によって縦断的に検討した。その結果、「食事の量」の変化がBMIの変動と有意な関連が認められた。また「ストレス」および「睡眠時間」の変化がBMI、体重の変動と有意な関連が認められた。しかし体脂肪率の変動と有意な関連がみられたライフスタイルはなかった。 「食事の量」の変化によってBMIが変動することはこれまでの指摘通りであった。一方ストレスや睡眠時間の変化によってBMIや体重が変動することからストレスマネージメントが肥満予防や体重管理に必要であることが示唆された。
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