研究課題/領域番号 |
09672379
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研究種目 |
基盤研究(C)
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
宮崎 美砂子 千葉大学, 看護学部, 助教授 (80239392)
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研究分担者 |
山田 洋子 千葉大学, 看護学部, 助手 (50292686)
井出 成美 千葉大学, 看護学部, 助手 (80241975)
平山 朝子 千葉大学, 看護学部, 教授 (20110356)
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キーワード | 地域看護 / 看護判断 / 看護の専門性 / 援助過程 / 保健婦(士)の活動 / 訪問看護活動 |
研究概要 |
本研究は、地域という条件下で展開される看護に特徴的に求められる、専門性の高い看護判断の構成要素・構造を実証的に明らかにすることを目的としている。本年度は先行研究のデータベースづくり、行政機関に所属する保健婦(士)を対象とした第1次調査及び訪問看護ステーションに所属する訪問看護婦を対象とした予備調査を実施した。 [本年度の研究成果] 1.行政保健福祉サービスを担う保健婦(士)の看護判断(第1次)調査の実施:従来の活動実績の中で保健婦(士)が構築してきた専門性に関わる看護判断の要素を検討する調査を実施した。従来の活動の中で保健婦(士)の専門性を反映していると保健婦(士)自身が自己評価する活動事例(32件)を収集し、援助過程に伴う看護判断の性質を検討した。その結果、保健婦(士)の援助過程にみられる看護判断の中核とは、家族支援の質を高めていくための地域の支援体制づくりに関わる判断であり、その基底には、患者や家族の不安や心配に応ずる相談的・教育的な判断が存在することが確認できた。今後は、地域保健法体制下の今日的な状況が反映されている活動事象とその判断について更に検討し、普遍的な看護判断の要素・構造を明らかにする計画である。 2.訪問看護婦の看護判断に関する予備調査の実施:次年度に計画している本調査のための基礎資料づくりのため、訪問看護の場面調査と援助過程に伴う訪問看護婦の認識調査に着手した。その結果、訪問看護における看護判断の特質を検討するためには、患者や家族に対するケア行動に伴う看護判断だけではなく、在宅ケアチームづくりや、近隣者の理解獲得等、周囲の人々に対する支援体制づくりに関わる判断について詳細に検討することが必要であることが明らかになった。
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