研究課題/領域番号 |
09672395
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研究機関 | 島根医科大学 |
研究代表者 |
堀井 理司 島根医科大学, 医学部, 助教授 (10243255)
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研究分担者 |
西脇 由枝 埼玉県立衛生短期大学, 看護学科, 助教授 (90132175)
小山田 浩子 大阪市立大学, 看護短期大学部, 教授 (90233626)
原田 徳蔵 大阪大学, 医学部, 教授 (00127284)
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キーワード | 麻疹 / 水痘 / 風疹 / ムンプス(流行性耳下腺炎) / 抗体 / 予防接種 / 感染管理 |
研究概要 |
看護学生の臨床実習を行う際の、小児期流行性ウイルス疾患に対する感染管理対策の検討に資することを目的に、昨年度は看護学生156名を対象に麻疹・水痘・風疹・ムシプスについて抗体検査を実施した。その結果、陰性または擬陽性であった者は麻疹(ELISA法)5名(3.2%)、水痘(ELISA法)8名(5.1%)、風疹(HI法)4名(2.6%)、ムシプス(ELISA法)41名(26.3%)であった。 本研究者らはこれらの学生に予防接種を推奨した結果、後に予防接種を受けた者は麻疹3名、水痘5名、風疹2名、ムシプス20名であった。また、そのうち今年度の抗体検査で陽転した者は麻疹2名、水痘3名、風疹2名、ムシプス20名であった。一方、昨年の検査後、予防接種を受けず陽転した者は、ムンプスの1名だけであったが、今年度の抗体検査までにムシプスウイルスに被爆していないという認識であった。本研究者らは各予防接種の未施行者に対し、引き続き推奨しながらフォローしているところである。
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