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1997 年度 実績報告書

継続的看護管理 教育モデルの開発

研究課題

研究課題/領域番号 09672420
研究種目

基盤研究(C)

研究機関兵庫県立看護大学

研究代表者

上泉 和子  兵庫県立看護大学, 看護学部, 助教授 (10254468)

研究分担者 勝原 裕美子  兵庫県立看護大学, 看護学部, 助手 (60264842)
豊増 佳子  聖路加看護大学, 助手 (60276657)
佐藤 紀子  東京女子医科大学, 看護短期大学, 助教授 (80269430)
金井 Pak 雅子  国際医療福祉大学, 助教授 (50204532)
UNDERWOOD Pa  兵庫県立看護大学, 看護学部, 教授 (10264839)
キーワード看護管理 / 看護教育 / カリキュラム開発
研究概要

今年度は現行の看護管理教育プログラムを整理し、教育内容の分析を行うことが主要な目標である。
方法は、文献検索やインターネットによるシラバスの探索及び便宜的方法を用いて現行管理教育関連のシラバスを収集した。また日本の看護管理教育機関に対して葉書によるアンケートおよび担当者への電話インタビューを行った。シラバスの教育内容の分析にはワグナーが示している看讃管理教育内容のキーワードを用いた。
41の管理教育のシラバスを用いて分析した結果、看護系管理教育の内容には、(1)マーケティングや消費者行動など、看護サービスの対象「クライエント」に関する教育内容が少ないこと、(2)予算、財務、経済などの「ファイナンス」についての教育内容が少なかったこと、(3)看護管理の現任教育プログラムに特徴的であったが「看護理論」「看護教育」「臨床実習指導」「看護研究」など、管理以外の内容が含まれることが明らかになった。
時間数、教育方法、専任担当者の有無等を知るために、看護系大学、短期大学、専門学校、卒後教育機関等358施設に葉書によるアンケート調査を行い、242施設から回答を得た(回収率67.5%)。看護基礎教育では教育時間数に大きな差が見られた。科目としての位置づけは独立して科目を設けている施設が59.2%、別科目に含めているものが11.8%、科目がないと答えているのは25.3%であった。専任の担当教員がいるのは24.1%、非常勤が20.4%で主に病院の看護部長などの管理者が担当していた。
看護管理教育の理念、期待する特性、コース終了後に獲得している資質、教授方法等について、担当者への電話によるインタビューを行った。看護専門学校では学校から看護職という実践への適応を促進することが主要なねらいであった。看護管理教育のねらいはそれぞれのプログラムで異なっていることが示唆された。看護管理の定義を明確にし、カリキュラムの開発を行う必要がある。
次年度はこれまでのデータをふまえながら、教育内容の優先度を探求し、我が国における継続的看護管理カリキュラムのモデルを作成する。

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公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

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