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1998 年度 実績報告書

在宅高齢者への睡眠に関する保健指導は十分になされているであろうか

研究課題

研究課題/領域番号 09672426
研究機関東京慈恵会医科大学

研究代表者

櫻井 尚子  東京慈恵会医科大学, 医学部, 講師 (80256388)

研究分担者 溝口 麻里  東京都, 豊島区・衛生部, 主事
本間 紀子  東京都, 練馬区・練馬保健所, 主事
佐々木 三男  東京慈恵会医科大学, 医学部, 教授 (80056605)
キーワード睡眠覚醒リズム / 健常高齢者 / 活動量 / 睡眠相談 / 保健婦
研究概要

在宅女性健常高齢者の睡眠覚醒リズムを活動計を用いて平成9年度に引き続き測定し、例数を増やして検討を加えた。同意を得た32名の被験者に行い、30例の有効データを得た。1997年4月より1999年1月までに睡眠覚醒リズムの測定を行った有効数42例について報告する。年齢は、60歳より92歳(平均73.88±7.64歳)である。調査方法は、1週間連続で記入する睡眠日誌を自記式留置法で実施し、その間健康状態や生活背景を訪問面接により聞き取りをした。加えて、米国A.M.I.社製光検知器付アクティラムにて5〜8日間睡眠覚醒リズムの測定を行った。睡眠覚醒リズムの活動量のMesorは11.3±3.3であり、Amplitudeは9.9±3.0、Acrophaseは13時12分±2時29分であった。女性高齢者のMesorは加齢に伴って減少する傾向にあり、Amplitudeは有意に減少していた。覚醒時の活動量が多い群(15400以上)と少ない群に分け比較検討した。活動量が多い群のSUMACTは19336.0±2778、少ない群は11714.2±3310であった。年齢は活動量の多い群は、72.5±8.1歳、少ない群は75.2±7.1歳である。活動量の多い群は、地域の民生委員や町会・老人会の世話役や商い辱の仕事をしている人々である。少ない群は、仕事や役割を持っているが、多くは家庭などの生活が中心である。
睡眠に関する保健婦マニュアル作成のための事前調査として、自治体で働く保健婦がどのような睡眠に関する相談を受け、どんな情報を必要としているかを調べた。対象は、特別区および東京都132施設275人へ郵送質問紙法にて調査依頼し、162名(回収率58.9%)の有効回答をえた。調査期間は、1998年12月25日より1999年1月15日である。平均年齢35.4±8.94歳、平均保健婦歴9.97±8.45年である。ほとんどの保健婦が今までに睡眠に関する相談を受けていたが、97%の保健婦が相談で困ったことがあったと述べている。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 櫻井 尚子: "在宅健常高齢者の睡眠覚醒パターンの調査-女性高齢者について-" 日本睡眠学会第23回定期学術集会. 96 (1998)

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公開日: 1999-12-11   更新日: 2016-04-21  

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