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4年間の研究の初年度の今年は、主に、1、イギリスの研究者から研究計画や史料についてレビューを受けること、2、情報・史料・文献の収集と整理を中心に研究を進めた。
1、イギリスの研究者によるレビュー
9月後半の2週間、イギリスを訪問し、ロンドン大学キングス・カレッジのTony Mausell博士と、ロンドン大学教育学部のAndy Green博士から、研究計画や史料についてレビューを受けた。
2、情報・史料・文献の収集と整理
7月から8月にかけて、広島大学大学教育センターと早稲田大学の図書館で関連文献・史料の収集を行った。その後さらに、9月のイギリスでのレビューを受けて、ブリティッシュ・ライブラリーからの史料の取り寄せ、イギリスからの文献の購入、国内他大学図書館からの関連文献の借用等で史料・文献の収集に努め、文献・史料リストの作成等の整理作業を行った。収集した史料には、19世紀末の科学技芸局の補助金政策の転換に関する史料、技術者の教育・訓練歴に関わる膨大な史料等が含まれる。これらの史料は、これまでイギリス研究者によっても検討されておらず、今後の史料の分析が待たれる。来年度以降、これらの史料の本格的な分析作業に着手する予定である。
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