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1997 年度 実績報告書

科学技術立国論の系譜-比較科学史の視点から-

研究課題

研究課題/領域番号 09680070
研究種目

基盤研究(C)

研究機関広島大学

研究代表者

成定 薫  広島大学, 総合科学部, 教授 (50110466)

キーワード科学技術立国論 / 科学技術の制度化 / 科学技術の専門職業化 / 科学技術基本法 / 科学技術基本計画
研究概要

十九世紀後半から現代に至る欧米および我が国の科学者・研究者たちが、科学技術の重要性を訴えた言説とその内容を資料調査とその分析を通じて明らかにした。特に今年度は、十九世紀フランスの科学者L.パストゥールと十九世紀イギリスの科学者G.ゴアの言論活動に着目し、二人の科学技術立国論のインパクトについて検討した。彼らによる科学技術立国論とその背景としての科学技術の制度化ないしは専門職業化(institutionalization and/or professionalization of science and technology)の展開との相互関係について検討した。また、これに関連して平成9年8月末から9月初旬にかけてイギリスに出張し、関係分野の研究者と研究交流の機会をもつとともに資料の収集にもあたった。
我が国における科学技術基本の制定(1995年)と科学技術基本計画の策定(1996年)については、1980年代以降の大学関係者を中心とした科学技術立国論の展開が大いに貢献したと思われる。そこで、現代の我が国の有力な大学人による科学技術立国論を検討した結果、十九世紀西欧の科学者の科学技術立国論と、極めて類似していることが明らかになった。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 成定 薫: "オーストラリアの高等教育改革-大学の学校化?-" 高等教育研究叢書(広島大学・大学教育研究センター). 46. 149-153 (1997)

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公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

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