研究概要 |
1,研究目的及び研究計画 本研究の目的は、今日的課題である生活習慣病予防にむけた健康の自己管理能力を高めるための個々の生徒の健康情報のデータベース化と、その有効活用を支援するシステムの構築である。初年度の主要な課題は、児童生徒が利活用できる観点からの健康情報のデータベース化と大学と附属学校間ネットワークの構築である。 2,研究の成果 (1)データベースのデザイン 健康の自己管理の端諸となる「自己の健康状態への気づき」を促す観点からの個人の健康データベースとして、従来保健室で収集される健康情報に加え、各生徒の健康課題を把握するために必要なデータを入力し、蓄積できるデータベースシステムとした。 (2)ネットワークの構築 個人の健康情報保護の観点から、大学と附属学校間ネットワークの通信規約をインターネットと異なる通信規約で運用し、外部からのデータベースへの侵入を防ぎ、また、生徒が蓄積する健康データベースへのアクセスについても、暗証番号によるログイン方式とすることで内部的にも個人情報を保護できるシステムとした。 3,今後の計画 構築した支援システムを運用し、生徒に活用させ、システムの有効性を検討する。また先進的に利活用している外国の事例を収集し、支援システムの改善を図る。
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