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1999 年度 研究成果報告書概要

認知発達と動作学習の相互関連性のメカニズムに関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 09680120
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 体育学
研究機関広島女子大学

研究代表者

中瀬古 哲  広島女子大学, 生活科学部・人間福祉学科, 助教授 (00198110)

研究分担者 加藤 美紀  広島女子大学, 生活科学部・人間福祉学科, 助手 (00084137)
猪木 省三  広島女子大学, 生活科学部・人間福祉学科, 教授 (90127613)
研究期間 (年度) 1997 – 1999
キーワードボールゲーム / 系列動作 / 系列記憶 / 自己中心性 / 認知能力
研究概要

スポーツ的認知能力と技能レベルを測定するとともに、心理統計学的な手法でその関係を分析した。その結果、以下のような知見を得ることができた。
・幼児においては、素早く巧みな身体操作と投動作の習熟もさることながら、ゲームの状況把握に関する力が、ボールゲームの動作学習に大きく関与している可能性がある。
・幼児においては、概ね、認知能力の高いものが、技術認識及び技能のレベルも高いという傾向がある。
・幼児においては、認知能力の中でも「推理、時間関係の把握」に関する能力が、ボールゲーム学習におけるゲーム状況判断に関与している可能性がある。
・低学年児童においては、認知能力が高いものほど、技術認識、技能習熟、及びゲーム学習への参加態度・意欲も高い傾向が存在する。
・低学年児童においては、認知能力が、技術認識と技能習熟の統一的獲得のための必要条件の一つと考えられる。
・低学年児童におけるスポーツ的認知能力は、絵系列で測定可能な「推理・時間的関係把握に関わる能力」との関係が深い。
・低学年児童においては、認知能力が高いにもかかわらず、技能習熟や学習への参加が必ずしも高くない児童は、何らかの生活指導レベルの課題を抱えている場合が多い。
・運動技能のレベルが高いにもかかわらず、技術認識のレベルが低い或いは相対的に認知テストの点数が低い児童は、一般的に個人的な運動能力が高いとされているものが多い。

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公開日: 2002-03-26  

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