4-6歳児の基本的運動動作の中で、本年度は20走、立幅跳、テニスボール投、とびこしくぐりに関して、腕、脚、足、胴体、頭部別に「できている」 「どちらともいえない」 「できていない」という3段階の評価の主観的評価項目を選定・作成した。また、昨年に引き続き、約100名程度の被検者を対象に上記の測定を実施し、同時に行ったVTR撮影の結果をもとに、当該評価を行った。これらのデータをもとに、信頼性、客観性、妥当性、実用性を総合的に検討した。そして、数量化理論III類を施し、そのカテゴリースコアをもとに100点満点の、表形式で表現した実用的なテストを作成した。本年度は日本体育学会と九州体育学会において、その成果の一部を報告した。来年度はさらに測定対象者を増やし、対象となる項目の範囲も広げ、最終的なテストバッテリーを作成する。
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