研究課題/領域番号 |
09680141
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
体育学
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研究機関 | 目白学園女子短期大学 |
研究代表者 |
奈良 雅之 目白学園女子短期大学, 基礎教育, 助教授 (00198384)
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研究分担者 |
本間 玖美子 目白学園女子短期大学, 英語英文科, 助教授 (30310379)
加藤 純一 目白大学, 人文学部, 助教授 (80265454)
小原 晃 目白大学, 人文学部, 教授 (60114055)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1999
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キーワード | 大学教育 / 保健体育 / 成績評価 / シラバス / カリキュラム / 科目名 / 授業内容 |
研究概要 |
本研究の目的は大学教育における保健体育科目の成績評価の現状を明らかにすることである。1997年度に全国の1152の大学が発行した教育課程表やシラバスを資料として調査を行ったところ以下のような結果を得た。 1)全大学・短大の69.7%が必修として保健体育を開講していた。特に国公立大学は私立大学や短期大学よりも必修としての保健体育の開講率が高かった。また、全大学の中の14校は教養教育科目として保健体育科目を開講していなかった。 2)必修としての保健体育科目名については「体育」という語を含むものの割合が「体育」という語を含まないものより高かった。しかしながら、選択としての保健体育科目名については「体育」という語を含まないものの割合が「体育」という語を含むものよりも高かった。「体育」という語を含まない科目名のほとんどは、「スポーツ」あるいは「健康」という語を含むものであった。 3)講義科目において、「出席」「態度」「レポート」という成績評価項目は「体育」という語を含む科目名の方が含まない科目名よりも記載率が高かった。 4)実技科目においては、「出席」という成績評価項目は「体育」という語を含む科目名の方が含まない科目名よりも記載率が高かった。これに対して、「レポート」という成績評価項目は「体育」という語を含む科目名よりも含まない科目名の方が記載率が高かった。 以上のことから保健体育の成績評価は科目名とともに多様化していることが明らかとなった。それゆえに保健体育担当者のファカルティデベロップメント活動を支援するシステムは今後さらに必要となるものと考えた。
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