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2000 年度 実績報告書

脳波バイオフィードバックトレーニングによるパフォーマンス向上の研究

研究課題

研究課題/領域番号 09680142
研究機関聖母被昇天学院女子短期大学

研究代表者

丹羽 劭昭  聖母被昇天学院女子短期大学, 教授 (70031664)

キーワード脳波 / バイオフィードバック / 反応時間 / 弁別反応 / 運動経験 / 心拍制御 / 陸上競技部員 / 剣道部員
研究概要

本研究では、脳波BFT(Biofeedback training)との関係からHR(Heart rate)BFTによって反応時間(RT)を短縮できるかどうかを検討したい。具体的方法として、RTが速い時のHRを検討した後、その良好な状態をBFTで再現することによって、RTの短縮を試みる。また、運動経験の有無や運動の種目によるRTの違いも検討する。
対象は女子大学陸上競技部員(以下、陸上部員と略す)8名、剣道部員8名、非運動経験者8名、合計24名。本実験は実験I、II、IIIで構成されている。すなわち実験IではRTを測定するが、単純反応において最もRTの速かったセットのHRを検討する。実験IIでは実験Iの分析をもとに目標心拍数維持のBFTを行う。実験IIIでは再び実験Iと同様の実験を行う。
実験の結果、次の結論を得た。
1.HR・BFTによってHRをコントロールすることができると考えられる。
2.HR・BFTによってHRをコントロールすることでRTを短縮することができると考えられる。
3.概して、運動経験の有無や経験している運動種目の違いが、RTの違いを生むと考えられる。その理由は、常に刺激に対して速く反応するという運動経験によって反応時間短縮のトレーニングを積んでいることや、その運動経験の性質がRTの違いに大きく関係しているためと考えられる。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 丹羽劭昭: "弓道選手における自律訓練法を用いたバイオフィードバックトレーニングによる心拍数制御と的中率との関係"聖母被昇天学院女子短期大学紀要. 26 . 7-45 (2000)

  • [文献書誌] 東山明子,丹羽劭昭: "心拍制御トレーニングによるパフォーマンス向上の検討"スポーツ心理学会第27回大会研究発表抄録集. 76-77 (2000)

  • [文献書誌] 丹羽劭昭: "心拍バイオフィードバックトレーニングによる反応時間短縮への有効性の検討"聖母被昇天学院女子短期大学紀要. 27. 1-25 (2001)

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公開日: 2002-04-03   更新日: 2016-04-21  

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