研究課題/領域番号 |
09680159
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
人文地理学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
山田 誠 京都大学, 総合人間学部, 教授 (70086172)
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研究分担者 |
天野 太郎 京都大学, 大学院・人間・環境学研究科, 助手 (70293933)
金坂 清則 京都大学, 大学院・人間・環境学研究科, 教授 (00092825)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1999
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キーワード | 近代都市 / 連続性 / 軍港 / 港湾都市 / 土地区画整理事業 / 横浜 / 大阪 / 札幌 |
研究概要 |
本研究においては、日本の近代都市を、広義には、明治維新から終戦に至る日本の近代の時期に存在した都市すべて、狭義には、上記期間内に新たに都市として成立したもの、と広狭両様にとらえた上で、中でも後者、すなわち近代に新たに成立した都市により重点を置いて、時間的連続性の観点から考察を加えた。その結果、1)狭義にとらえた場合の日本近代都市としては、(1)外国との人的・物的交流の拠点としての大港湾都市、(2)近代鉱工業都市、(3)北海道干拓に伴う都市、(4)軍港都市などの類型に区分されること、2)近代都市の復原に当たって、大縮尺地図と各種名簿資料の有効性が大きいこと、3)類型(4)はすべて類型(2)を兼ねていたこと、4)本来敗戦により過去と断絶したはずの類型(4)の都市が、実際には戦後も機能上完全に連続して今日に至っていること、5)類型(1)の都市においては、外国人の集住に伴ってかれらの活動を補佐するガイド(ないし通訳)集団の形成が見られたこと、などの諸点を明らかにした。また、日本近代都市を広義にとらえた立場からの研究としては、6)近世から連続する都市としての大阪が、近代の時期に周辺に向けて大きく拡大をとげていく際に、それを可能にした計画上の枠組みである土地区画整理事業の展開過程をとりあげ、その推進主体の属性などを明らかにした。 今後は、本研究で得られた成果を踏まえ、とりわけ上記2)の点に関して、より多くの事例に即して研究を展開していきたい。
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