| 研究概要 |
本研究は,新しい時代に即応した理科や算数・数学カリキュラムを開発する基礎的な資料として,子ども達の科学概念に関する理解研究や算数・数学概念に関する理解研究の研究成果データベースを構築し,実践的な活用を目的としている。
本年度は,理科教育における子ども達の素朴概念(日常的に生成する概念)や科学概念の理解に関する研究および,算数・数学教育における子ども達の高次思考能力や推論能力に関する研究を中心に,データベースへ登録する文献を整理・分類し,検索対象となる情報のデータベース化作業を行った。本年度は,書誌情報を中心とするデータベースを作成したが,システムの関係上,文献,教材,教授資料,映像素材などの一次情報(ファクト情報)を扱うことができなかった。
また,データの保存・配付に関しては、利用者の利便性を考えて,研究計画当初は,光磁気ディスクやCD-ROMを用いた形態を考えたが,本年度の研究を進めて行く上で,インターネットでの配信の可能性を検討し,インターネット上で利用できる形態も採用して作業を進めた。
さらに,データベースの構築に関しては,データの記載内容,静止画や動画の保存方法,使用方法を検討し,静止画に関してはデジタルカメラの映像やフォトCDの映像を用い,また,動画に関しては,デジタルビデオカメラによる映像をデスクトップビデオ(DTV)で編集し用いることにした。
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