1. 新潟県、岡山県等の環境教育や総合学習に関連する資料を収集した。 2. 千葉県下の環境学習推進拠点校の資料を収集した。 3. 北米環境教育協会(NAAEE)が出版又は編集した環境教育関連文献を収集した。(例:Environmental Education Materials:Guidelines for Excellence) 4. 以上の資料・文献に基づいて、環境教育体系化の視点を検討している。 ・環境教育カリキュラムの横軸に関わる内容領域の構成については、ある程度の研究が為されており、そこには共通点が認められるが、発達に関連する縦軸については、殆ど研究されていない。 ・日本の実践報告には体系性が欠落しており、環境破壊が「生態学的危機」であるにもかかわらず、生態学的視点の欠如した(学習活動に自然との接点が認められない)事例が目につく。 5. 千葉大学教育学部の学部-附属連携研究「環境教育」グループの研究の一環として、環境に対する学習者の意識の変容過程に関するミクロな分析研究を進めた。これにより、意識変容の幾つかの場面が抽出でき、認知面と情意面とは分離すべきではないこと等を発見してきている。 6. 小学校〜高校教員対象調査「環境教育の現状と課題」(930名)結果の単純集計を完了。平成5年の調査結果と比較しつつ、多面的に分析中である。
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