研究概要 |
現在学校で使用されているオペレーションシステム(OS)であるWindowsとMac0Sが主流で今後はこの2つのOSに収束するものと考えられる。現在いくつかのソフトウエアはこの2つのOSに対応するソフトウエアを販売しているが,それらは一般には互換性がないことが多く,他のOSで使用する際にはデータの変換が必要になってくる。これらのOSの壁を取り去るのは2つのOSにたいしてのそれぞれのプレーヤーを持ち,ある一つのOSで作られたプログラムを再生できる環境が必要である。 本年度はおもにコンピュータシステムの購入により教材作成のシステムを構築した。また,いくつかのオーサリングツールソフトウエアの購入も行い,教材を作成することができるようになった。今年度作成された教材は「Director」による物理の力学に関するゲーム教材,「オラクル・メディアオブジェクト」を使った天体教材,「エキスパンドブック」を使って作成した気象教材,また,JAVAを使ったWWW上で動く教材とデータベースとWWWをリンクさせた教材である。これらの研究の中で,商業及びフリーの既存のソフトウエアなどとの比較等より,学習者の認知及びソフトウエアのインターフェースについての考察し,学習者が学習するのに問題のないインターフェースの構築を目指し設計・制作を行った。 また,WWWのサーバーソフトウエアの購入も行い,研究室が所有しているコンピュータを用いてWWWのサーバーとして実験的な運用を行っている。本研究で作成された教材は,これらの問題を克服し,OSに依存しない理科学習用のソフトウエアを作成,提供できるようになってきている。 URL http://carina.fukuoka-edu.ac.jp/
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