平成9年度の研究結果を基にして、「オオサンショウウオとのふれあいプログラム(2)」を計画、実践した。内容は(1)ネイチャーゲーム「動物の弁護士:オオサンショウウオ版」、(2)出張動物園によるオオサンショウウオとのふれあい体験、(3)ネイチャーゲーム「フィールドビンゴ」、(4)ネイチャークラフト、(5)オオサンショウウオの生態に関するパネル展示、(6)古老による語りなどであった。対象は、地域の保育園児、地域の小学校児童及び保護者であった。このうち幼児・児童には事前・事後調査を実施した。(6)の古老による語りは、昔の地域の自然環境に関するもので、貴重な証言であるとともに、子ども達にとって世代間のふれあい交流を促す意味もあったようである。証言はテープに記録され、書き起こされる予定である。
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