研究概要 |
自分で,Web上で稼働するCAIソフトを作ることを考えたとき,Java言語でCAIソフトが記述されていた方がよい.Java言語はインターネットととても親和性が高いからである.ただ,プログラミングの初心者にとっては,Java言語で記述していくことはかなり難しい.そこで,Java言語用の簡易エディタを作成することにした.今年度&も昨年に続ぎ簡易エディタの機能追加をはかった.昨年はエディタの設計と基本部分の一部の作成で終わった.今年度は残りの基本部分の作成をした.拡張機能はできなかった.さらに,今年度はいくつかのCAIソフトを作成した.Web上でそのCAIソフトが稼働することが必要であるため,そのCAIソフトをつくるためのソフトの選択に注意をはらった.いくつかのソフトを選んでCAIソフトを作ってみて比較をしてみた.各種科目のCAIソフトを作成する目的は,このCAIソフトを遠隔地に住む人に,インターネットを通じて,利用してもらいたいということであった.地方の田舎にいくと,いい先生にも恵まれず,大都市と比較しても,教育の面でも地域間格差が大きいのが現状である.生涯学習の気運も高まりつつある現在,都会に住んでいる人と同程度の教育を受講できるようにするには,どうしたらよいだろうか.放送大学もあるが,放送時間には時間をあけて待っていなければならない.インターネットにさえ加入していれば,いつでも好きなときにCAIソフトを利用して,自学自習できるのは大きな魅力である.今年度は自分のホームページの作成にも時間をかけた.また,パソコン間でのやりとりができるように,TCP/IPを使って,パソコン間通信用のJavaプログラムもいくつか作ってみた.これがうまくいくとCAIソフトを使っていて,疑問が生じたときにはCAIソフトの作成者に問い合わせることができる.CAIソフトを使っているだけでは,疑問がわいても自分で処理するしか方法がない.
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