研究課題/領域番号 |
09680206
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
科学教育
|
研究機関 | 大阪府教育センター |
研究代表者 |
山本 勝博 大阪府教育センター, 科学教育部 理科第一室, 主任研究員 (60250263)
|
研究分担者 |
伊丹 芳徳 大阪府教育センター, 科学教育部 理科第一室, 研究員兼指導主事 (60280830)
利安 義雄 大阪府教育センター, 科学教育部, 科学教育部長 (90125253)
|
研究期間 (年度) |
1997 – 1998
|
キーワード | 環境教育 / 水質調査 / 水環境 / 河川 / 紫外スペクトル / 蛍光測定 / 標準比色管 / 簡便法 |
研究概要 |
本研究では、水環境問題を中心テーマとし、以下のように研究目的を設定した。 「水環境を中心として、環境教育の指導法および実験教材の開発を行い、実践事例を深化・発展させる。」また、研究実績の内容を次の1〜3のように分類した。 1. 4テーマを取り上げ、高等学校における化学の授業やクラブ活動等で、水質調査を行う際に必要な実験方法を開発した。特に、蛍光測定による天然水の簡易水質測定の試みでは、2000円余りで紫外線ランプを製作し、しかも簡単に水質を測定できるので、高等学校において実施するには最適である。 2. 大和川水系をはじめ全部で7テーマを取り上げた。河川を中心とした水質調査を行い、それぞれの測定結果と特徴などを調査した。実際に現地に出向いて調査を行ってみると、データだけではみえないことに気付くことも多く、フィールドワークの重要性が認識できた。 3. 全部で9テーマを取り上げ、高等学校における水質調査と実践の記録をまとめた。環境学科や環境コースでの実践を含め、水環境を切り口としたテーマも種々の方法があり、それぞれの学校の特色を生かし、創意工夫のある環境教育への取り組みがますます重要なものとなると共に、これらの成果が活用されるものと考えている。 また、これらの研究成果の一部は、全国理科教育センター・研究集録や大阪府教育センター・大阪と科学教育に掲載した。さらに、日本化学会、日本理科教育学会、日本環境教育学会等においても口頭およびポスター発表を行った。
|