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1997 年度 実績報告書

精神運動スキル習得プロセスの教授行為による変容可能性に関する実証的研究

研究課題

研究課題/領域番号 09680212
研究種目

基盤研究(C)

研究機関福井大学

研究代表者

梅澤 章男  福井大学, 教育学部, 助教授 (70151925)

研究分担者 野嶋 栄一郎  早稲田大学, 人間科学部, 教授 (20000086)
市原 信  東京家政学院大学, 人文学部, 助教授 (80256289)
宗倉 啓  福井大学, 教育学部, 助教授 (20154685)
キーワードスキル習得 / 精神運動領域 / タキソノミー / 教授-学習過程 / 身体情報
研究概要

平成9年度は方法論の検討を中心課題にした。平成10年度以降の教授-学習実験で用いる実験システムの開発を以下の(1)から(4)の手続きに沿って実施した。
(1) 精神運動スキルの習得過程を検討する課題として,多くの利点を持つ一輪車走行スキルを課題として用いることにした。これまでの習得実験から得られたビデオカメラによる映像データをもとに,タスクアナリストを行い,(a)上体の傾き,(b)漕ぐスピード,(c)腰の動き,(d)前後・左右バランス,(e)フォークの傾き,がスキルを構成する下位行動目標であることを見いだした。
(2) 下位行動目標のうち,前後・左右バランス,フォークの傾き,漕ぐスピードを測定する機能を一輪車に持たせた。
(3) 購入備品であるPCカードレコーダを用いて学習者の身体情報を連続にモニターする無拘束計測(ambulatory monitoring)システムを開発した。
この成果については,研究代表者梅澤が平成9年10月にアメリカ合衆国ケープゴッドで開催された第37回米国精神生理学会で発表した。
(4) (2),(3)のデータを時系列を合わせて表示するソフトウェアを開発した。システムの概要については,研究分担者市原がバイオフィールドバック研究24巻に論文を投稿し,掲載された。
以上の方法論の整備により,平成10年度に予定している実験の準備は整ったことになる。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Umezawa,Akio: "Ambulatory monitoring of respiratory adivities in real daily life situations" Psychophysiology. 34・Suppll. S91 (1997)

  • [文献書誌] 市原 信: "マルチメディアとバイオフィードバックの可能性" バイオフィードバック研究. 24. 4-8 (1997)

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公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

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