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1999 年度 研究成果報告書概要

ソフトウェア工学技術を利用したコースウェア開発支援に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 09680227
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 教育工学
研究機関千葉工業大学

研究代表者

浮貝 雅裕  千葉工業大学, 工学部, 教授 (80118695)

研究期間 (年度) 1997 – 1999
キーワードCAI / コースウェア / 教材構造 / コースアウトライン / 学習者モデル / WWW
研究概要

多様な学習者への対応を考慮に入れたコースウェアの設計・開発に際しては、学習者のモデリングと教材構造の設計は不可分な関係にある。本研究における成果の一つとして、多様な学習者への対応を考慮に入れたWWWベースでの教育支援システムの一構成法を確立したことが挙げられる。すなわち、コースウェア教材をWWWサーバで管理・運営する枠組みとなっているため、従来より研究を進めいていた学習者のモデル化を行うための情報源としてアクセスログ活用を明確化している。さらに、コースウェア学習における典型的な教材提示パターンの洗い出しを行い、コースウェア記述ノード、学習フロー、エレメント、分岐、補足、応用、事後確認、事前確認、ブロック、選択を構成要素とするダイアグラムを定義した。ただし、コースウェアのアウトライン構成は木構造を仮定しており、各学習ノードを構成する教材要素群に対してのみ、多様な学習者への対応が可能な枠組みを提供したに留まっている。しかしながら、汎用的なオーサリングツールの実現へ向けて、具体的なダイアグラムを提案して枠組みを確立したことは、本研究の大きな成果であると考えられる。なお、インターネット関連の技術的進歩の早さの影響などから、最終的に開発環境を固定した実装に基づく評価までには至らなかった。さらに最終年度半ばにおいてXMLの利用環境が整い始めたことから、それを利用した教材管理への枠組み的な対応が今後の研究の発展に極めて重要であると判断し、設計変更が引き続き進められている。XMLの利用は、教材構造表現に独自のタグを定義・利用することができるため、教材の相互利用に関して柔軟性が高まるとともに、教材選択機構の実装などにおいては、タグを手がかりとした処理が可能となるなどメリットが大きく、今後の実装評価が期待される。

  • 研究成果

    (12件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (12件)

  • [文献書誌] 河村俊一、浮貝雅裕 他: "コンポーネントを利用したコースアウトラインの設計に関する研究"電子情報通信学会技術研究報告. Vol.97 No.82. 49-56 (1997)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [文献書誌] 河村俊一、浮貝雅裕 他: "多様な学習者を考慮に入れたCAIシステムの一考察"電気学会電子・情報・システム部門大会講演論文集. 543-548 (1997)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [文献書誌] 河村俊一、浮貝雅裕 他: "WWWを利用したCIAシステムにおける学習者モデルの一考察"電子情報通信学会技術研究報告. Vol.97 No.606. 41-48 (1998)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [文献書誌] 河村俊一、浮貝雅裕 他: "WWWサーバのアクセスログを利用した学習者モデルの一考察"電子情報通信学会技術研究報告. Vol.98 No.183. 17-24 (1998)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [文献書誌] 河村俊一、浮貝雅裕 他: "インターネットを利用したCAIシステムにおける教材サーバの一構成"教育システム情報学会研究報告. Vol.98 No.2. 2-9 (1998)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [文献書誌] S.KAWAMURA, et al: "A Study of framework of Cai system using WWW environment"Proc of 7th International Conference on Computers in Education. 892-893 (1999)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [文献書誌] S.KAWAMURA, M.UKIGAI, et a1.: "A STUDY OF COURSE OUTLINE DESIGN METHOD USING COMPONENTS"TECHNICAL REPORT OF IEICE. ET97-21. 49-56 (1997)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
  • [文献書誌] S.KAWAMURA, M.UKIGAI, et al.: "A STUDY ON CAI SYSTEM WHICH CONSIDERED STUDENT CHARACTERISTICS"PROC. OF THE ELECTRONICS INFORMATION & SYSTEMS CONF.OF IEE. B-4-7. 543-548 (1997)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
  • [文献書誌] S.KAWAMURA, M.UKIGAT, et al.: "A STUDY OF STUDENT MODEL ON CAI SYSTEM USING WWW"TECHNICAL REPORT OF IEICE. ET97-118,. 41-48 (1998)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
  • [文献書誌] S.KAWAMURA, M.UKIGAI, et al.: "A STUDY OF STUDENT MODEL ON CAI SYSTEM USING WWW ENVIRONMENT"TECHNICAL REPORT OF IEICE. ET98-48. 17-24 (1998)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
  • [文献書誌] S.KAWAMURA, M.UKIGAI, et al.: "A CONSTRUCTION OF TEACHING MATERIAL SERVER ON CAI SYSTEM USING INTERNET"TECHNICAL REPORT OF JSTSE. VOL.98, NO.2. 2-9 (1998)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
  • [文献書誌] S.KAWAMURA, M.UKIGAI, et al.: "A STUDY OF FRAMEWORK OF CAI SYSTEM USING WWW ENVIRONMENT"PROC. OF 7TH TNT. CONF. ON COMPUTERS IN EDUCATION. 892-893 (1999)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より

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公開日: 2001-10-23  

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