研究課題/領域番号 |
09680230
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研究種目 |
基盤研究(C)
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研究機関 | 大分県立芸術文化短期大学 |
研究代表者 |
三宅 正太郎 大分県立芸術文化短期大学, コミュニケーション学科, 教授 (50107017)
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研究分担者 |
村井 護晏 大分大学, 教育学部, 教授 (70040730)
凍田 和美 大分県立芸術文化短期大学, コミュニケーション学科, 助教授 (90107839)
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キーワード | テレビ会議システム / 遠隔教育 / 遠隔指導 / マルチメディア / 生理反応分析 / 学習支援システム / 教師教育 / 理科教育 |
研究概要 |
本研究の目的は、双方向通信を通して行われる学習・指導活動での学習者と指導者の言動や行動、生理反応などの関連を検討して、遠隔学習指導における指導方法の検討と、学習者の変容過程を客観的に記録することを通して、教師教育や遠隔指導のシステム化を図るものである。 本年度では、1)遠隔学習(テレビ会議システム)をすでに導入している学校にアンケートを行いテレビ会議システム活用上の課題を明らかにした。2)テレビ会議システムを本学(大分県立芸術文化短大)と共同研究者の大分大学に設置し、学習指導役(教育実習生、大学生)と学習者役(短大生)とで模擬授実験を行い、学習指導中の学習者の行動や指導者の行動をビデオで記録を行い、授業分析の手法で行動分析を行った。さらに、学習者や指導者の行動、発言、思考について、ビデオやイメージマップテストを使って調査分析した。3)大分大学にて指導中の指導者の生理反応を同時にとっており、対面指導の場合との差異について検討した。 導入している学校へのアンケートからは、目線の変化、学習者の反応のとらえにくさなどの指導上の問題の指摘があった。 遠隔指導での行動分析からは、アンケートと同様反応のとらえにくさなどが課題としてあがってきた。cu-seemeなどのインターネット環境よりは音声が明瞭であり画像も明瞭であることが分かったが、細かい変化はとらえにくいことなどが課題としてあがった。 大分大学におけるISDNの工事が学内電話回線工事の関係で遅くなり実験が大幅に遅れた。 急遽アンケート調査を追加した。
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