研究概要 |
本研究は、環境教育に衛星リモートセンシングデータとGISを活用して、教育現場で実践されている教授内容をさらに発展させ、環境と人類との共生に取り組むために必要な意識を定着させるCAI教材の作成を目的とする。本年度は下記内容の研究を実施し,成果を得た. 1.教材への応用を前提とした最新衛星リモートセンシング画像データの解析 地球観測プラットフォーム技術衛星ADEOSに搭載されたPOLDERセンサーにより取得された画像データの初期解析を実施した。解析対象領域として西アフリカ・サハラ砂漠を選定した。地表面からの反射率データと偏光データを用いて、砂漠における地表面反射特性をシミュレーションに説明可能であることを示した。 2.環境教育用CAI教材の開発 従来から本研究室において開発している環境教材ソフトを改訂した。衛星データを組み込むことにより、より興味深い教材となった。衛星画像データとしてはLANDSAT/TMデータを用いた。 3.地理情報システム(GIS)による環境変化マップの作成のための基礎データ作成 衛星画像データをGISに組み込むために必要な画像データ解析ツールソフト(インフォサーブ社PCI)を選定した。本年度は、このソフトの使用法を検討し、その有効性を調査した。
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