研究概要 |
本研究は、環境教育に衛星リモートセンシングデータとGISを活用して、教育現場で実践されている教授内容をさらに発展させ、環境と人類との共生に取り組むために必要な意識を定着させるCAI教材の作成を目的とする。本年度は下記内容の研究を実施し,成果を得た. 1. 教材への応用を前提とした最新衛星リモートセンシング画像データの解析 地球観測プラットフォーム技術衛星ADEOSに搭載されたPOLDERセンサーにより取得された画像データに対する大気補正システムを構築した。さらに、そのシステムを用いてADEOS/POLDER観測データの初期解析を実施した。解析対象領域として東アジア・モンゴル地区を選定した。この大気補正システムを用いることで、衛星データから鮮明な地表面情報を抽出することが可能となり、衛星データの教材として利用度をより向上させた。 2. 環境教育用教材の開発 環境教育用のいろはガルタを作成した。石川県における環境問題を中心に読み札を作成し、インターネットから関連画像情報を得て絵札を作成。このいろはガルタは小学生から高専生まで、、さらに親子で楽しめる環境教育教材である。
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