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1997 年度 実績報告書

ハイパーメディア教材における迷子現象の分析とナビゲーションの効率化に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 09680233
研究種目

基盤研究(C)

研究機関メディア教育開発センター

研究代表者

森 正直  メディア教育開発センター, 研究開発部, 教授 (60280541)

研究分担者 芝崎 順司  メディア教育開発センター, 研究開発部, 助手 (60270427)
近藤 智嗣  メディア教育開発センター, 研究開発部, 助手 (70280550)
宮本 友弘  メディア教育開発センター, 研究開発部, 助手 (90280552)
キーワードハイパーメディア / 迷子現象 / 学習目標 / 教材開発 / 仮想空間
研究概要

本研究の目的は、ハイパーメディア教材を利用した情報検索上の問題として指摘されている迷子現象について実証的な方法で分析し、その改善策を提案することである。
本年度はこの目的に沿って、以下の手順で研究を進め、迷子現象を低減するナビゲーションシステムの諸要因に関する仮説の設定を行い、予備実験までを行った。
1.ハイパーメディアを利用した学習における情報検索の目標として3タイプの学習条件を設定し、各条件で発生する迷子現象の量的・質的な比較、および情報検索の目標が与える影響を実験的に検討するための情報検索過程の分析枠組みを作成した。
2.既存のハイパーメディア教材のリンク構造やナビゲーションシステムを分析し、実験材料として使用するハイパーメディア教材の選定を行った。その結果、中学生向け歴史教材として、画像データベースをハイパーメディア化した教材を実験材料の候補とした。
3.上記実験材料の製作元との了解を得た後、実験に不要なヘルプ機能等を排除した。また、実験結果として実証的なデータを得られるように、被験者の操作過程を記録し、ハイパーメディア教材のリンク上の軌跡をたどることが可能なプログラムを開発した。
4.上記の実験材料を用いて現職教員を対象に予備実験を行った。本予備実験の結果は現在整理中である。
今後の研究展開に関する計画としては、本年度行った予備実験の結果を踏まえて、実験材料と実験システムの見直しをはかり、本年度提起した仮説を検証するための本実験を行う。さらに、迷子現象を低減するナビゲーションシステムの開発に進める予定である。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 近藤智嗣: "対話型仮想空間のマルチメディア教材への応用" 日本教育工学会研究会報告集. JET97-5. 31-36 (1997)

  • [文献書誌] 近藤智嗣: "対話型仮想空間の構造が空間定位に及ぼす影響(1)" 教育工学関連学協会連合第5回全国大会講演論文集. 第二分冊. 161-162 (1997)

  • [文献書誌] 宮本友弘・近藤智嗣: "DVDメディアの特性を生かした映像教材の開発" 日本教材学会第9回研究発表大会プログラム. 76 (1997)

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公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

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