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1999 年度 実績報告書

環境放射線の作用を用いた自然理解のための理科教材開発

研究課題

研究課題/領域番号 09680274
研究機関鳴門教育大学

研究代表者

跡部 紘三  鳴門教育大学, 学校教育学部, 教授 (90027467)

研究分担者 本田 亮  鳴門教育大学, 学校教育学部, 助教授 (50199577)
松川 徳雄  鳴門教育大学, 学校教育学部, 教授 (30101281)
キーワード原子力 / 放射能 / 放射線 / 環境問題 / エネルギー / アンケート調査 / 教材
研究概要

昨年9月30日,東海村においてJCO臨界事故が起こり世界的にも大きな衝撃を与えた。この件でも明らかになったようにほとんどの住民は何が起こり,どのように危険から身を避け,行動すべきか全く知識がなく,判断もできず,行政の側を含め大きな混乱が起こりと将来に不安が残った。21世紀のエネルギー・環境問題にきちんと対処していく上で原子力分野についての教育の重要性があらためて浮き彫りになった。
本年度の研究実績については以下にまとめられる。
(1)通常市販されている高感度フィルムを放射能・放射線検出の教材に容易に応用できることを明らかにできた。土壌に穴を掘りフィルムを遮光して露出させて置くと,その中でウラン含有鉱物からのラドン,トロンがフィルムに付着し、放射線(β線)による感光が生じることが確認された。小中学校生で身じかな土と環境放射線との関係について分かりやすく学べる教材として利用できると考えられる。
(2)全国規模での生徒・学生を対象とした「エネルギー・原子力に関するアンケート調査」を実施して,「原子力・放射能・放射線等」の概念についての意識と知識を詳しく調べることができた。これらの結果は「原子力・放射能・放射線等についての中学生から大学生にまたがる意識変化とマスコミの影響」と「原子力・放射能・放射線等についての徳島・福井(敦賀)の中学生・高校生の意識・知識の違い」等に分けて現在分析中であり,近く学会誌に投稿していく予定である。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Kozo Atobe et al.: "Irradiation Temperature of Defect Formation in Nitrides(AIN and BN)during Neutron Irradiation"Nuclear Inst.and Methods in Physics Research,B. (印刷中). (2000)

  • [文献書誌] Kozo Atobe et al.: "The Irradiation Temperature Dependence on Formation Efficiency of Defect Induced in Neutron-Irradiated Silicon Carbides"Nuclear Inst.and Methods in Physics Research,B. (印刷中). (2000)

  • [文献書誌] 本田 亮,跡部紘三他: "鳴門教育大学新入生の物理履修歴と学習指導要領"鳴門教育大学研究紀要(自然科学編). 第15巻. 5-11 (2000)

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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