研究概要 |
1.2年計画の研究である故,1年度は主として下記資料の収集・分析を行った。 (1)文献の収集 (2)聞き取り調査 イ. 長崎大学……………………法哲学研究者・道徳教育研究者と現題の「生」について面談。 ロ. 北海道教育大学(岩見沢校)…へき地における倫理・道徳の特性について面談・意見交流 ハ. 静岡市立安東小学校………「一人ひとりを生かす教育」実践について意見交流 ニ. 宮崎県立西高等学校………県下一の進学校における規範教育の実態について面談・意見交流 ホ. 香川大学……………………社会科教育に焦点をあてた討議 (3)(2)の各校では授業参観(道徳教育,社会科)を同時に行った。(ハ,ニ以外は附属中・小) 2.調整作業としての資料検討と整理…一人ひとりを生かす教育の必要不可欠性の確認 ・確かな相互性を豊かに実現する内容と方法の認識・自己決定機会を豊富にすることの必要性の実感 等を再認。 3.倫理,道徳,哲学,社会科における共通する問題点の検討討議。現代の社会情況をふまえ,新たな倫理・道徳のあり方の模索と展望をどうつけたらよいか,教科の枠を越え哲学的・実践的・人間の共生を中心に検討。
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