研究課題/領域番号 |
09680297
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
土屋 千尋 新潟大学, 留学生センター, 助教授 (00242389)
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研究分担者 |
脇田 里子 福井大学, 教育学部, 講師 (20251978)
小山 宣子 弘前大学, 人文学部, 講師 (10234494)
徳井 厚子 信州大学, 教育学部, 助教授 (40225751)
宮本 律子 秋田大学, 教育文化学部, 助教授 (30200215)
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キーワード | 日本事情 / 多文化クラス / 異文化理解教育 / 共同作業 / 大学間交流 / SCS / 合宿 / 意識変化 |
研究概要 |
今年度は、初年度の研究をまとめて出版した中間報告書の反省会を出発点とし、大学間交流の活発化、昨年度にひきつづき「多文化クラスにおける共同作業」を実施および共同作業を通じての学生の意識変化の分析、をおこなった。 1. 大学間交流 SCSの設備のある新潟、弘前、信州大学で、98年6月30日、SCSを利用して、多文化クラス受講生による多文化クラスについての合同ディスカッションをおこなった(6月11・18・25日機械操作の練習実施)。学生間で交流がうまれた。しかし、機械をとおしてではなく、直接にあいたいというつよい要望がうまれ、98年12月4-6日に、5大学の教官と多文化クラス受講者が国立妙高少年自然の家にあつまって、 「文化差って何?」というテーマで合同合宿をおこなうにいたった。学生に対して、合宿の前後にアンケート調査を実施した。ほとんどの学生からこの合宿に対して期待どおり、期待以上という評価かえられた。合宿前とくらべて、合宿後では、いろいろな大学や国の人と交流することに対して、不安がすくなくなり、自信がついたと回答している学生がおおかった。また、教師に対しても、合宿の前後で記述式のアンケートをおこない、分析をしている。以上をまとめ、平成11年度日本語教育学会春季大会および異文化間教育学会第20回大会で発表する。 2. 共同作業 昨年度にまして、活発におこなわれた。各大学の成果は、秋田大学-ホームページ、信州大学-パンフレットおよびビデオ、新潟大学-ビデオ、弘前大学一音楽紹介、福井大学-ホームページという形でまとめられた。各大学でコメントのやりとりをした。 3. 分析 合宿や共同作業の学生および教師に対する調査でえられたデータの分析について、各自がそれぞれのやり方で分析し、報告しあうことにした。分析の参考とするため、統計学および心理学やグループワークについての読書会と勉強会をおこなった。
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