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1997 年度 実績報告書

並列ビジュアルプログラムのパターン指向構成法とその支援環境に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 09680328
研究種目

基盤研究(C)

研究機関東京工業大学

研究代表者

柴山 悦哉  東京工業大学, 大学院・情報理工学研究科, 助教授 (80162642)

研究分担者 松岡 聡  東京工業大学, 大学院・情報理工学研究科, 助教授 (20221583)
高橋 伸  東京工業大学, 大学院・情報理工学研究科, 助手 (00272691)
キーワードビジュアル言語 / ビジュアルプログラミング / デザインパターン / プログラミング環境 / 並列プログラミング言語
研究概要

我々が現在開発中のデータフロー図式に基づく並列ビジュアルプログラミング言語KLIEGを対象に,ビジュアルプログラミング環境でデザインパターンを支援する方式について検討を行い,さらにこの方式の有効性を確認するためのプロトタイプシステムの試作を行った。その結果,デザインパターンが有する設計情報のうち,主として以下のような項目について,ビジュアルな支援が可能であることがほぼ明らかとなった。
1.ソフトウェアの仕様変更に対して,どのオブジェクトを置換・修正すべきか?
2.もし置換するなら,どのような選択肢が存在するか?
3.各オブジェクトがパターン内でどのような役割を担っているか?
KLIEG環境では,これらの情報を以下のような方式で提供することに成功した。
1.一つのパターンに複数のアスペクトを持たせ,アスペクト毎に異なる強調レイアウト表示を支援する。パターンのどの挙動を変更すべきかを指定することにより,変更すべきオブジェクトが強調表示されたビジュアルプログラムのレイアウトイメージが自動的に得られる。
2.パターンの各変更可能個所に,あらかじめ複数の実現との関連付けを与える機能を導入する。この機能により、複数のあらかじめ与えられた選択肢の中から,ユーザが適切なものを容易に選ぶことが可能となる。
3.ビジュアルなトレーサを導入し,このトレーサを稼動させることにより,プログラムの実行過程を自動的にアニメーション表示する。この機能により,パターン内の各オブジェクトの役割を実行時のイメージに促した形で直感的に了解可能とすることができる。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] M.Toyoda, B.Shizuki, S.Takahashi, S.Hatsuoka, and E.Shibayama: "Supporting Design Patterus in a Visual Parallel Data-flow Programming Enviconment" Prcceedings of LEEE Symposiun on Visual Languages.76-83 (1997)

  • [文献書誌] E.Shibayama, H.Toyoda, B.Shizuki and S.Takahashi: "Visual Abstractions for Object-Based Parallet Computing" Proceeding of France-Japan Workshop on Object-Based Parellet and Distributed Computing. (1997)

  • [文献書誌] 豊田正史, 高橋伸, 柴山悦哉: "Hyper Mochi Sheet : 複数フォーカスズ-ミングエディタにおけるナビゲーションの為のフォーカス予測手法" 日本ソフトウェア科学会WISS′97論文集,近代科学社レクチャーノート/ソフトウェア学. 18. 87-94 (1997)

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公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

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